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成人の出っ歯(上顎前突)は矯正でどこまで改善できる?|(20代女性、明石市)の症例
2026.07.21
最初に結論
「前歯が出ているのが気になって思い切り笑えない。」
「横顔や口元に自信が持てない(口ゴボ)。」
このようなお悩みで来院される患者さんはとても多くいらっしゃいます。
成人の上顎前突(出っ歯)は、適切な診断と治療計画によって口元や横顔の印象まで大きく改善できることがあります。
今回は、実際の症例をもとに治療の考え方をご紹介します。
「出っ歯だから前歯を引っ込めればいい」とは限りません
出っ歯という言葉から、
「前歯だけを後ろへ動かせば治る」
と思われる方も多いかもしれません。
しかし実際には、
・骨格のバランス
・前歯の角度
・唇の厚み
・横顔との調和
・噛み合わせ
など、さまざまな要素を考慮して治療方法を決定します。
そのため、同じ「出っ歯」でも患者さんによって治療方法は大きく異なります。
上顎前突(出っ歯)とは?
上顎前突とは、上の前歯や上顎全体が前方に位置している噛み合わせです。
代表的なお悩みとして、
・口が閉じにくい
・横顔で口元が前に出て見える
・笑うと前歯が目立つ
・口元に力が入りやすい
などがあります。
また、前歯が前方に位置していることで転倒時に歯をぶつけやすくなるなど、機能的なリスクを伴うこともあります。実際にひいらぎ矯正歯科で治療を受けられた患者様の症例を見てみましょう
患者さんの情報
年齢:20代女性
主訴:前歯が出ている / 口元が出ていることが気になる
診断名:上顎前突
使用装置:表側矯正(セラミックブラケット)
抜歯:上顎両側第一小臼歯、下顎両側第一小臼歯
治療期間:約2年6か月
治療費:935,000円(税込)
初診時の状態


患者さんは、
「笑うと前歯が目立つ。」
「口元が気になって横顔に自信が持てない。」
という理由で来院されました。
検査では、
・Eライン
・鼻唇角
・U1-SN
・U1 to A-Pog
・口唇突出量
などをセファロ分析を中心に総合的に分析しました。
単純に前歯だけが出ているのではなく、上顎の骨が前方に位置していたり、前歯の角度や口元全体のバランスも考慮する必要がある症例でした。
なぜこの治療方法を選択したのか
当院では、
「歯を並べること」
ではなく、
「どのような口元を目標とするか」
を最も重視しています。
今回の症例では、
横顔のバランス
前歯の角度
噛み合わせ
治療後の安定性
を総合的に検討した結果、この治療方法が最も患者さんに適していると判断しました。
また、表側矯正のメリットは歯を細かくコントロールしやすく、治療計画を高い精度で再現しやすいことも選択理由の一つです。
治療経過と結果
治療開始後は定期的(1〜1ヶ月半に一度)に通院時にワイヤー調整を行いながら、前歯だけでなく奥歯も含めて噛み合わせ全体を整えていきました。

治療終了時には、
・前歯の突出感の改善
・自然に口が閉じられるようになった
・横顔のバランス改善
・噛み合わせの改善
が得られました。
患者さんにも、
「もっと早く相談すればよかったです。」
というお言葉をいただきました。
治療終了時

治療終了時の顔貌

初診時の顔貌

院長より
矯正治療では、
「歯を並べる」
ことはもちろん重要ですが、
私はそれ以上に
「その方らしい口元」
をつくることを大切にしています。
そのためには、
検査
診断
治療設計
が非常に重要になります。
同じ「出っ歯」という診断でも、治療方法は一人ひとり異なります。
だからこそ、まずは現在の歯並びを正確に知ることから始めてみてください。
よくある質問
Q.成人でも出っ歯は治りますか?
はい。骨の成長が終わっていても、適切な診断のもとで矯正治療を行えば改善できます。
Q.抜歯は必要ですか?
歯並びや口元の状態によって異なります。
当院では検査・診断を行ったうえで最適な方法をご提案しています。
Q.治療期間はどのくらいですか?
症例によって異なりますが、成人矯正では約2〜3年程度が目安となります。
Q.表側矯正は目立ちませんか?
当院ではセラミックブラケットを使用しているため、金属製ブラケットと比較すると自然な見た目です。
詳しくは「思ったより目立たない?表側矯正を選ぶ人が今も多い理由」の記事でもご紹介しています。
記事監修歯科医師
堀畑 篤史
- 平成18年 朝日大学歯学部卒業
- 平成23年 広島大学 大学院 矯正歯科学分野卒業
- 平成28年 ひいらぎ矯正歯科開院
- 歯学博士 日本矯正歯科学会認定医
