ハーフリンガル
(上は裏側から、下は表側に装置をつける方法)HALF LINGUAL
上も下も裏側だと費用がかかりそう…
周りに気づかれにくい方法がいいけど、上も下も裏側だと費用がかかりすぎる、違和感が増えそうで心配。このようにお悩みの方には、一番目立つ上の歯には裏側に装置を装着し、下は歯の表側に装置を装着するハーフリンガルと呼ばれる方法があります。
ハーフリンガルの
メリットとデメリットADVANTAGE & DISADVANTAGE
メリットADVANTAGE
- 01
- 費用がおさえられるLOW COST
オーダーメイド装置を最低限におさえます。
上下裏側に装置をつける場合よりもオーダーメイドで装置を作製する部分を上のみにすることで費用の増加をおさえることができます。下の表側につける装置も見える前歯部分にはセラミック系の素材でできた装置を使いますので、あまり目立ちません。
- 02
- 発音しにくさの改善IMPROVEMENT TO SAY
比較的慣れやすい装置です。
上下ともに裏側に装置をつける方法に比べ、上のみを裏側にするハーフリンガルでは発音しにくくなる期間はやはり出てしまいますが、比較的慣れやすいことが多いです。
- 03
- 虫歯になりにくいPROTECT
虫歯が出来るリスクが5分の1に。
矯正装置が付いている部分はうまく磨きにくいため、よく虫歯になってしまいます。しかし、歯の裏側は常に唾液で湿っていますので、唾液による殺菌作用で虫歯菌が増殖しにくく、虫歯になりにくいのです。(従来の矯正法と比べて虫歯が出来るリスクが5分の1にまで軽減)
- 04
- 隙間を隠せるCLEARANCE
仮歯で隠しながら治療が可能。
抜歯を行い、治療を進める必要がある方の場合、その隙間が目立つのは避けたいですよね。裏側に装置をつける方法であればその隙間をシェルと呼ばれる仮歯で隠しながら治療をすすめることができます。
- 05
- 出っ歯の方に効果的OVERBITE
前歯を後ろに引き込みやすい設計。
裏側矯正は、通常の表側矯正よりも前歯を後ろに引き込みやすい設計になっていますので、特に出っ歯の方には効果的な方法です。
デメリットDISADVANTAGE
- 01
- 発音しづらいHARD TO SAY
装置が邪魔になって発音しづらいことがあります。
舌を歯の裏にあてて発音する言葉は、装置が邪魔になって発音しづらいことがあります。特にさ行・た行・ら行に影響がでるようです。しかし、1~2ヶ月くらいで慣れてきて、普段どおり発音できるようになります。
- 02
- 歯磨きしにくいHARD TO BRUSHING
装置の部分が磨きにくくなります。
これは裏側矯正だけではなく、表側矯正でも同じですが、一般的に装置がついていなくても歯の裏側は磨きにくいので、特に意識して歯みがきされるなど、注意が必要です。虫歯にはなりにくいですが、汚れが残ってしまうと歯肉炎になり歯肉が腫れてしまうことがあります。
- 03
- 費用が高額になるEXPENSIVE
高度な技術を要すので技術料が高くなります。
歯の裏側は凸凹で形が複雑なために、患者さんひとりひとりに合わせたオーダーメイドな装置をつくる必要があるため、表側の装置よりも高額になってしまいます。また、裏側矯正は高度な技術を要するため、費用に含まれる技術料が高くなります。