矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用に関してRISK
- 01
- 治療後の痛みについて
数日間から1週間程度で慣れることが多いですが、最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。痛みにも個人差があるため、初回の装置装着後には念の為、痛み止めをお渡ししております。
- 02
- 治療期間について
歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が前後することがあります。また、通院間隔を守っていただけなかったり、協力をお願いしたゴムかけを実施していただけない場合も治療期間に影響を及ぼす可能性があります。
- 03
- 虫歯や歯周病のリスクが増加します
装置の周りに磨き残しが集中すると虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。当院では通院時に装置周りを中心にクリーニングを実施しておりますが、ご自身でも注意して磨いていただくようにお願いいたします。磨き方については装置装着後に歯磨き指導を実施しますが、疑問点があれば通院のたびに聞いてください。
- 04
- 歯の根っこが短くなることがある
矯正治療は、硬い骨に埋まった歯を強引に移動させる処置法であるため、少なからず歯根の吸収というものが起こります。ただし、歯にかかる力が適正であれば、吸収した歯根もやがては修復されますので、歯の寿命が縮まったり、別の病気を引き起こしたりすることは非常に稀なケースといえます。
- 05
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります
矯正治療が終わった後には今まで咬めていなかった歯も咬むことができるようになります。ただ、今まで使い込んでいた歯と使えていなかった歯が混在するため、歯の形のせいで咬みにくさを感じることがあります。その場合には、咬合調整というかみ合わせの微調整を実施することがあります。事前に説明してから実施致しますが、歯の寿命に影響を与えるような削りを入れることはありません。
- 06
- 保定(後戻り)について
治療後の歯は、元の位置に戻る傾向があります。そのため装置除去後、きれいな歯並びを維持するために保定装置(リテーナー)を装着していただき後戻りを最小限に抑えます。歯並びが安定する2年前後を目安に経過観察を行います。また、経過観察終了後も加齢変化や親知らずの生え方など様々な要因で新たに歯並びが変化する可能性があります。これらを防ぐために当院では2年間の経過観察期間終了後も、就寝時にはリテーナーの使用をおすすめしております。