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こどもの矯正治療はいつから始めるのがベスト?「今すぐ治療」が必要とは限りません!

2025.12.10


未就学児(7歳以下)のお子さんの歯並びで悩まれている方へ

かかりつけの先生や検診などで、お子さんの歯並びについて以下のような指摘を受けたら、親御さんとしては心配になりますよね。

• 下の前歯が乳歯よりも奥から生えてきた

• 顎(あご)が小さい、または歯が大きいと言われた

• 受け口になっている

しかし、結論から申し上げますと、未就学児(7歳以下)のお子さんの歯並びについては、「今は矯正治療開始ではなく、経過観察開始の時期」の可能性があります。

なぜすぐに治療を始めなくても大丈夫なの?

子どもの歯並びは、成長に伴って大きく変化していく途中にあります。

1. 成長によって自然に治ることがある

大人の歯(永久歯)は生えながら移動していく性質があります。また、顎(あご)も永久歯が生えてくるタイミングで大きくなってくるため、最初は気になっていた歯並びが、自然と治る子も大勢います。特に受け口などは、上下の前歯が生え変わると自然に治るケースも多く見られます。

2. 正確な判断には永久歯の成長を待つ必要がある

本当に歯並びに問題が出ているかを判断するには、もう少し待ってから判断することが大切です。歯並びの状態は、ガタガタだけでなく、出っ歯や受け口、開咬(かいこう)など様々ですが、どの状態に該当するか判断できるほどまだ永久歯が生えそろっていない場合があります。病気の種類がわからないのに薬を処方しないのと同様に、歯並びの種類がわからないうちは、どのような治療方法が良いかの判断を待つべきです。

判断の目安として、上下の前歯が4本ずつ生えたあたりでも遅くはありません

3. 早期に始めても早くは終わらない

近年、未就学児の早期から治療を始めるケースも散見されますが、お子さんの矯正治療は、大人の歯がある程度生えそろうまでは終わることができません。そのため、早く始めても治療が早く終わるわけではないという点も知っておきましょう

矯正治療の「適齢期」はいつ?

矯正治療が必要かどうかご相談いただく適齢期としては、永久歯に生え変わるタイミング、すなわち小学校に入学するあたりが一般的です。

そのタイミングでご来院いただき治療開始を検討しても、手遅れになることはなく、むしろ少し早いくらいです。

当院では、まだ治療の必要がないお子さんには、半年〜1年という期間で定期的に経過観察を行います。その経過観察を通じて、歯並びが「良い方向に成長するのか?悪い方向に成長するのか?」を診ていきます。

検診で歯並びを指摘されることがあるかもしれませんが、それは保護者の方への注意喚起のためであると受け取っていただきたいと思います。

当院の「こどもクラブ」で安心の経過観察を

当院では、「こどもクラブ」という名称で定期的な経過観察を実施しています。これは、7歳以下のお子さんに本当に矯正治療が必要なのかをご家族と一緒にチェックしていくプログラムです。

経過観察を通じて、治療の必要性や適切な治療開始のタイミングなどをご案内しております。小学校就学前でも心配な部分がありましたら、簡易的なご相談だけでもお受けできますのでご安心ください。

まずは治療のご相談ではなく、「こどもクラブ」として経過観察のご予約をご希望日時とともにお伝えください。